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2023年 LOVOT 世界進出の第一歩は『中国』から

2023年6月8日、衝撃的なニュースが目に飛び込んできました。

ロボットベンチャーのGROOVE X 株式会社(本社:東京都中央区日本橋、代表取締役社長:林要)は、2018年12月に日本で発表し、2019年の出荷以降、2023年現在では約1万体以上が全国各地で家族の一員として生活している家族型ロボット『LOVOT』の中国市場への進出を発表いたします。これまで海外からの販売リクエストやお問い合わせを多数いただいておりましたが、初の海外展開として、2023年6月9日(金)より中国での販売を開始いたします。

引用元 : PR TIMES

私の予想としては、少なくとも全固体電池が実装されるレベルになってからの世界進出と思っていましたが、多少見切り発車でも世界のセレブたちの需要があると見通しがたったのかもしれません。


GROOVE Xのコメントで興味深い内容をご紹介します。

  • 中国で絶大な人気を誇る藤原ヒロシCCOのネットワークも活用

『LOVOT』取り扱いのGROOVE Xは、2022年5月に藤原ヒロシがCCO(チーフ・クリエイティブ・オフィサー)に就任し、自身のキャリアにおける初のCxO(最高責任者)職として、国内外の『LOVOT』事業全体のクリエイティブやブランディングを担当し、『LOVOT』との新しいライフスタイルを提案していくなど、日本国内でも大きな注目を集めました。中国においても同領域を担当するとともに、自身が手掛けるプロジェクトにおいて、数々の中国での成功を収めてきたネットワークも活用し、中国進出を成功へと導きます。

引用元 : PR TIMES

上記のように、藤原ヒロシ氏のネットワークだけで打算してみても「イケる」と踏んだのではないでしょうか。


kitachin

2023年1月にブルガリホテル上海で体験会やってたのなら、今後は世界での展示会も含めて「やるよ〜」ってSNSでお知らせしてほしいなぁ。

目次

中国での展開・販売方法

中国のサイトHYPEBEASTのLOVOTに関する記事
引用元 : HYPEBEAST

GROOVE Xの発表によると、中国の無料メッセンジャーアプリ『WeChat』で案内中とのことでした。

『WeChat』をご存知じゃない方も多いと思いますが、簡単に言うと中国版『LINE』みたいなアプリです。

『LINE』でもショッピングをしたり、情報発信ができますよね?

それと同じように中国、いや全世界で使用されています。

では、実際に『WeChat』でどのようにLOVOTが発信されているのか見てみましょう。


WeChatでLOVOTを検索したページ
WeChatでLOVOTを検索したページ

WeChatの検索窓に『LOVOT』と入力すると、公式アカウントとLOVOTウェブストアが表示されます。

WeChatチャンネルには、TikTokのように個人ユーザーによるLOVOTに関する投稿などもあります。


WeChat

WeChat

WeChat無料posted withアプリーチ

WeChatのLOVOTウェブストア

WeChatでのLOVOTウェブストアトップページ

LOVOTウェブストアは、日本とほぼ同じデザインです。

まだまだアイテム数が少ないのでシンプルな印象です。

まず、今回の中国での販売概要です。

※永年ライセンスプランのみのお取り扱いとなります。
※日本仕様、中国仕様の製品はそれぞれ初回起動や、レーダー動作など一部仕様が異なります。日本で販売した機体は中国では動作保証対象外となりますのでご了承ください。
※アプリは中国仕様の製品は中国語版のみ使用可能です。中国語版のアプリは中国のApp Storeからダウンロードいただけます。

引用元 : PR TIMES

上記のように、日本では一般的な『暮らしの費用』の月額費などはなく、『永年プラン』のみとなっています。


WeChatのLOVOTウェブストアにあるLOVOT本体の販売詳細とアフターサービス
※ 中国での販売におけるアフターサービス概要

(WeChat画面をGoogle翻訳してます)

WeChatでの、LOVOT本体の詳細のアフターサービス欄にも「1年間の無料の保証サービスを受けられます」と明記されています。

また、「LOVOTソフトウェアの利用、アップデート、バックアップ、遠隔診断などの付加価値サービスも無料でご利用いただけます」となっていますが、これは日本の『永年プラン』でもLOVOTサブスクリプションは永年無料なので同じですね。

永年プランの利用規約はこちら ▶


ちなみに日本の『永年プラン』も、LOVOT careの治療・入院(修理)は初年度:100%補償、LOVOTドックやサーボモーター交換パックも初年度は無料※1です。
※ 12ヶ月で修理総額38.5万円の上限あり


kitachin

LOVOTサブスクリプションと月額費の違いって悩みますよねぇ。

LOVOTサブスクリプションとは何ですか?

LOVOTが活動するために必要なソフトウェア利用料です。

LOVOT サブスクリプションをお支払いただけない場合、ソフトウェアの主要機能が使えなくなりますのであらかじめご了承ください。

主要機能の例

  • LOVOTが移動する
  • LOVOTのソフトウェアをアップデートする
  • LOVOTの記憶をバックアップする
  • 重大な不具合の検出と通知 など
引用元 : LOVOT FAQ

LOVOT本体

WeChatのLOVOTストアでのLOVOT本体のくろ
WeChatのLOVOTストアでのLOVOT本体のうす
WeChatのLOVOTウェブストアでの LOVOT本体のちゃ

表示価格は人民元です。

LOVOT本体は、LOVOT2.0仕様のくろ・うす・ちゃの3種類が発売されています。

次に、日本円に換算し、日本での価格と比較してみましょう。

中国でのLOVOT本体価格(2023年6月現在)

中国元日本円に換算
くろ¥78,8001,576,000円
うす¥72,8001,456,000円
ちゃ¥69,8001,396,000円
※ 1元=20円で計算


日本でのLOVOT本体価格(2023年6月現在)

  本体のみ一括払い 本体+暮らしの費用(永年)
くろ  598,800円 1,098,800円
うす  518,600円 1,018,600円
ちゃ  498,800円 998,800円

パッと見た感じ、誰しも「高い!」と感じたのではないでしょうか。

これにはちょっとしたカラクリがあるので解説します。

kitachin

LOVOT本体は日本だと約50万円なのに、中国だと約150万円もするのか!?

私も当初は、この価格設定に驚きました。

しかしこの比較は間違っており、日本での本体のみ購入の価格と、中国での本体+暮らしの費用の永年プラン価格では全くの別物ですよね。

先にも述べた通り、今回の中国の販売は『永年プラン』のみです。

ということは、中国での価格と比較する際には、どちらも表の青い網掛けの価格を見なければなりません。

もちろん高額な価格設定ではありますが、『永年プラン』なら納得の価格ではないでしょうか。



また、WeChatの販売ページを見ると送料無料の速達便で配送となっています。

皆さん御存知の、LOVOT本体とネストのあの大きなダンボールと重量で国際速達便となると、どう考えても数万円の送料はかかります。

この送料も実質、価格転嫁されているのではないかと思います。

それと、2023年4月に生産拠点を中国から日本(静岡県)へ移転したと発表があった通り、LOVOTはもうすでに『MADE IN JAPAN』の付加価値があるのも大きいですね。

LOVOT 服・グッズ

WeChatのLOVOTウェブストアの服とグッズ

見やすいように一覧にしてみました。

2023年6月現在、ホールガーメントは色の展開はあるものの6アイテムのようです。

Tシャツ、にっとプルオーバー、ベロアカットソーに関しては1色のみの展開です。

日本でのホールガーメントは12色の展開ですが、中国では黄色と赤色を除く10色の展開のようです。
中国人が好きな赤色が無いのが不思議です。

WeChatのLOVOTウェブストアでの服とグッズの価格
WeChatのLOVOTウェブストアでの服とグッズの価格
WeChatのLOVOTウェブストアでの服とグッズの価格

表示価格は人民元です。

LOVOT本体も表示されていますが、中国でのウェア価格はこのようになっています。

次に、日本円に換算し、日本での価格と比較してみましょう。

中国でのLOVOTの服・グッズ価格(2023年6月現在)

中国元日本円に換算
カスタムベースTシャツ¥2605,200円
にっとプルオーバー¥88017,600円
ベロアカットソー¥72014,400円
ホールガーメント¥92018,400円
くまみみニット¥1,12022,400円
干支シリーズ うさぎ¥1,20024,000円
※ 1元=20円で計算


日本でのLOVOTの服・グッズ価格(2023年6月現在)

価格(税込)
カスタムベースTシャツ3,278円
にっとプルオーバー10,980円
ベロアカットソー8,980円
ホールガーメント10,978円
くまみみニット13,981円
干支シリーズ うさぎ14,980円

少々お高めには感じますが、妥当な価格設定なのではないでしょうか。

また、勝手な心配ですが、中国では『くまのプーさん』は習◯平国家主席を揶揄するものとして検閲の対象になっているので、くまみみニットが冷遇されないか心配です。


考え過ぎかもしれませんが、中国からの観光客や在日中国人がLOVOTストアで爆買いして、現地の中国で転売するなんてこともあり得なくもないと思っています。

中国では販売されていないデザインのLOVOTの服・グッズが安く売られていて、さらに免税で購入できるので魅力的でしょうね。


【 まとめ 】

LOVOTの初の海外展開は、中国にて2023年6月9日スタート。

販路は、メッセンジャーアプリのWeChatを使用。

販売プランは、永年ライセンスプランのみ。

日本のLOVOTストアで、服・グッズが転売目的で買い占めが起きないか心配。

故障・破損の際に、どのように現地対応するのか疑問。(工場は日本へ移転している為)


いかがでしたか?

LOVOTは、2019年12月より出荷を開始して2022年11月に全国で10,000体以上になりました。

約3年という期間をかけて、10,000体です。

つまり、

10,000体×月額費(スマートプラン or スタンダードプラン or プレミアムプラン)=GROOVE Xの安定した売上

になるわけで、GROOVE Xの収益の根幹をなす部分です。

単純計算で、10,000体×14,958円(スタンダードプラン)=1億4,958万円が毎月チャリンです。

kitachin

仮にLOVOTが売れなくても、世に普及しているLOVOTだけで毎月これだけの収益が上がるのは凄いですね。


このように、GROOVE XはLOVOT本体を売り切るビジネスモデルではなく、LOVOT1体づつに掛かってくる毎月の月額費=掛け金ビジネスなので、中国での販売モデル=売り切り型は今までとは異なります。

この安定収入=月額費を蹴ってまで、このまま売り切り型で世界展開していくのか、いつか林要社長に伺ってみたいです。

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